悟りと科学:脳の働きは誰が指示しているの?

“Collective Evolution”より、悟りの領域を科学的に説明する記事を翻訳してみました。
“CE”は意識の拡大を目的としたコンテンツを豊富に掲載するサイトで、Facebookでは44万のいいねがつく人気サイトです。

神経科学の分野において、脳は個人の私たちの意志ではなく他の何かから指示を受けていることが分かって来たそうです。

記事で取り上げられている「神経の可塑性(かそせい)」は、外界の刺激によって神経(脳やシナプス)がその構造や機能を変化させることを差します。
可塑性は、思考や行動、世界の知覚まで変化させることができるというものです。
しかし、変化させるよう指示しているのは紛れも無く、個人の私たちではありません。

記事の中で作者は語りかけます。

あなたがあなただと思う人は本当はあなたではありません。
あなたがあなただと思っている人は常に変わるものだからです。

例えば、海に浮かぶ1つの泡を考えてみてください。
泡という特性だけを切り取って考えると、まるでそれは「個体である」とも解釈されます。
ところが泡同士はくっつき、また別の大きな泡となったり、
分割して別の泡になったり、
あるいははじけたり、濁って色を変えたり、伸びたりして形を変えていきますね。

一旦、1つの泡(個体)と数えられたものは常に変化しているため、厳密に1つと数えることができません。
そもそも曖昧な解釈によって「一個」と定義づけられただけで、真実は個体とは呼べないのです。
便宜上、その曖昧な定義を決定したのは誰でしょう?
個人の私たちですよね。

そして個人の私たちが曖昧な定義を外していき、
ゆっくりと全体を眺めてみると、1粒の泡は大きな海の一部分であり、
泡は紛れも無く海そのものであることに気がつきます。

人間も同じです。私たちは1粒の泡と同じように、変化しています。
ある時は卵子という存在であり、
そして現象としての死を迎えた後は土となるでしょう。
分割された、大きさや見た目の違う泡も「1つの泡」として数えられるとしたら、では切った爪は果たして「あなた」でしょうか?
出産した我が子は「あなた」でしょうか?
でもその我が子も元は自分の卵子なのではないでしょうか?
それではどこからどこまでが我が子であり、あなたなのでしょうか?
厳密にどこからどこまでを「1つ」と分割して数えられるのでしょうか?

真実は、私たちはを個体として数える事はできません。
常に変化し続けるものは、「個」として正確に捉えることができないのです。

さて、それでは変化するように指示するのは、個人の私たちなのでしょうか?

原文はこちら 神経可塑性:脳と心の相互作用

現代の科学では、脳が人間に対していかに機能するか解明が進んでいます。

以前の神経可塑性においてー
科学は、脳こそが人間の行動と行動の全てを決定する主な制御器官であると考えてきました。

私たちの脳は、最も複雑な生物学的構造の1つです。
そして科学は脳こそが思考、行動、認知、感情、病気や健康を担っていると考えてきました。

神経科学分野における新たな発見はー、
脳は何か他のものからの指示を受けていると考え始めたことです。

神経可塑性とは、脳は順応性があり変化できるという考えのことです。
(※以前は成人して完成されると変わらないと考えられていた)

現在では、学習障害、脳障害、慢性痛などを治療するために使用されています。

「脳が、変化可能で、順応性があり、柔軟な性質を持つという考えは、
この400年間で脳に対する我々の理解の中で、最も重要な変更点です。

神経の可塑性は、脳の構造や機能を変化できることや、
また世界を知覚すること、思考や想像するという反応さえも変える事ができるという脳の特性のことです。

実際に、人間の思考や学習は神経細胞同士の新しいつながりを作る特定の遺伝子にスイッチをいれます。」
Dr. Norman Doidge

私たちの脳自体がどのように回りの環境を認識するかを形作り、そして再形成しています。

これはまた、表現型の可塑性にも見られます。これは生物個体が環境条件に応じて変化させる能力のことです。例えば形態的にも、生物の進化としても、生物学上の特性においても、また行動においても同様に変化させる能力のことです。

これらのことはすべて、生物の遺伝的構造に生じます。

ほとんどの人間の知覚は非常に似ています。完全に異なった世界を知覚する人は、私たちとは異なった神経学的な結合と、また遺伝子活性を伴った脳を持つことになるでしょう。

もし私たちの脳が、思考や環境への認識によって脳自体を形作っているのなら、
そのように脳を反応させようという思考は誰が考えたのでしょう。

人類から多くの情報を隠し、
またこの地球の認識を変えうる情報を隠し、
私たちの神経細胞の中には一体、どんな遺伝子活性が潜んでいるのでしょう?

あなたがあなただと思う人は本当はあなたではありません。
なぜなら、あなたがあなただと思っている人は常に変わるものだからです。

本当のあなたは、不変の中に存在する魂です。

さて、我々の現実の認識は消費主義や物質主義を含んでいますね。

それは生まれること、学校へ行くこと、お金を稼ぐために働くこと、引退するなどです。

私たちは皆、世界がどんなものかの集合的意識を持っているし、
私たちは世界がどんなものか似たような考えを持っているし、そして、
私たちは同じ道をたどらなくてはいけないと思っています。

しかし人類は、私たちが物事の認識を変えることで急速に真実に目覚めてきています。

私たちの思考を変える事と、私たちの認識を変える事は相まって、
神経細胞内の遺伝子ー何か新しいことを起こす遺伝子ーを活性化させます。

真実は、私たちが見ている世界ではないのです。

人々を盲目にするベールが取り去られ、そして神経可塑性により認知の変化は遺伝子の活性化をもたらすのです。

可塑性から取り除くべき考えは、私たちが脳を変える力を持っているということです。

私たちは自分自身に問う必要があります。
何が私たちの知覚に影響を与えているのかと。

そして、パラダイムの変化によって遺伝子の活性化を刺激したとき、
どんな可能性を得られるのかと。

私たちはまた、自分自身に問う必要があります。
私たちの思考、感覚、感情はどこで変わるのでしょう?

それらも私たちが変えたのでしょうかー?

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