こうやって、生まれてから死ぬまでを眺めていると、
私たちは常に変化していることがわかりますね。
突き詰めると、生まれる以前にも受精があり、細胞分裂があり、
死亡してからも灰となり、土となり、
それは何かの一部になって….
永遠の環の中にあります。

変化は目に見えないこともあるけれど、一度たりとも、固定されたことがありませんね。
それは、川の流れのようなもの。
川の中には「流れの早いところ」や
「うずまきになるところ」があるけれど、
それはいつでも1つの川であって、
決して切り取ることができず、
どこかの部分が単独で存在したことがありません。
でも私たちは、「私の目」で確認できるから、
「うずまき」などと名前で勝手に区別しだします。
でもその「うずまき」を突き詰めると、人によっては、
「波の薄くなっているところまでー」と思っていたり、
「白い泡のところまでー」と思っていたり。
どこからどこまでを渦巻きと呼ぶかは、人それぞれです。
そこで私たちは、ここから5センチまでがうずまきと呼ぼうとか、
流れの早いのは「善」で
流れの遅いのは「悪」にしようと決めだします。

そうやって切り取ったのは「思い」であって、
常に変化しているものは、
一度も
独立した個体として存在したことがありません。
変化するものは、個体として
正確に数えられないのです。
変化する川の流れの中で、
「ここから ここまでが うずまき」という概念が現れただけ。
変化する現象の流れの中で
「ここからここまでが 私 」という概念が現れただけ。
変化する現象の一部に、それがひもつけられただけです。
それは、どんな名詞でもー
テレビでもビルでもー同じこと。
鉄が固まって釘となり、
部品が組み立てられ、
さびとなったり、
朽ちて土となったり、
粉々になったり、
どんな名詞も、変化という川の流れの中にいます。
私たちは、一度も一人ぼっちだったことがありません。
私たちは、一度も世界から切り離されたことがありません。
私たちは、一度も実在したことがないのです。
「これが私だ」ー
世界からあなたを切り取るのは、
個の私の思い(錯覚)なのです。
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2 Replies to "「これが私だ」と決めているもの"
Kaori 2015/03/01 (4:50 PM)
実は私もノンデュアリティ ジャパンというウェブの立ち上げを考えていました。でも、こんなに素晴らしいホームページを見つけてうれしいです。是非リンクを張らせてください。
私もバイロンケイティやアジャ、ジェフそして、ジャックオキーフなどのYOU TUBEを訳したいと思いながら、いっぱいいっぱいになっていました。とてもきれいに整理されていて、わかりやすいと思います。
ありがとう。
admin 2015/04/12 (7:54 PM)
kaoriさん こんにちは!
スパムメールが多すぎて、コメントに気づかず…
返信がこんなに遅くなってしまいました!!
コメントありがとうございます。
リンクを貼って頂けたら嬉しいです。
海外のティーチャーももっと紹介できるといいですよね♩