自殺を考えているあなたへ

どうしたらいいのでしょう

「死にたいほどつらい。でも自殺する勇気がない」
追い詰められたあなたへ。少しだけおつきあいください。

どれほどつらい、命を絶つほどの状況であっても、生き続けて、しかも今までよりももうちょっと楽に生きていくことができます。

目次

• あなたのいまの気持ち
• みんなそうなんです
• 対処の仕方があります
• あなたのことを教えてください

あなたのいまの気持ち

わたしがよく耳にする、気持ちが自殺に傾いた人のようすです。

夜、布団に入って一人になると、涙が止まらなくなる。

親や世話になった人には悪いと思っている。
でも、もう耐えられないんだ。ごめん。

本当は死にたくない。でも、死以外の方法が思いつかない。

決心がつき、ビルの屋上に上がり手すりを握った。
でも怖くて決行できなかった。

実際には、ほかにもいろいろな気持ちがあるとおもいます。
共通しているのは、本人は意外に冷静に物事を考えていて、ものの見方、とらえ方、感じ方など、それほどおかしくないのです。

ただ、向かっている方向が自殺なので、普通でない異常な感じであることが自分でもよくわかっています。
普通でないだけに、誰にも相談できず、ひとりで悶々と悩み続けます。

みんなそうなんです

でもいったんまず、安心してください。
自殺に傾きはじめたのは、あなたひとりではありません。

2017年度の日本財団の調査によると、20歳以上の男女では、

• 1/4が本気で自殺を考えたことがある

だそうです。

世の中のおおくの人達が同じ気持ちなんです。若しくはその経験があります。
皆、本心を表に出していないだけで、心の底に秘めているのです。

自殺を考えてしまうことが決して特別なことではなくてよくあること、くらいにとらえて、これからゆっくりと落ち着いて自分と向かい合っていきましょう。

対処の仕方があります

ではこんな時、いったいどうしたらいいのでしょう。

カウンセリング、というものがあります。
これはカウンセラーが、あなたのいまの気持ちを共有させていただき、今後どうすべきか、一緒に検討せていただく場です。

カウンセラーから一方的な指摘や指示をしたりするのでなく、あなたが自立するのを促し、その過程を支えていきます。

このカウンセリングを重ねてゆくと、状況が整理できたり、問題点がみつかったり、解決への糸口がみつかったり、といったことが起こります。

当カウンセリングルームでもこのようなことをやっています。

あなたのことを教えてください

カウンセリングではまず、あなたのことを教えていただきます。

たとえば、

• 今、こんな気持ちなの
• 以前こんなことがあって、それからずっとおかしいんだ
• 本当は、こんなふうになっていたいんだけど

このような会話が続きます。
ですので、普段、ご家族やご友人と話をするのと同じ感覚です。

カウンセリング、と聞くとちょっと身構えてしまうかもしれませんが、実際は力を抜いて、だらっとした感じで参加いただくだけで充分です。
話す内容についても事前に準備する必要はありません。
カウンセリングは初体験、という方も大歓迎です。

また、私とは初対面ですので、もちろん話しにくいこともあるでしょう。
そのような内容は伝えていただかなくて結構です。

もし興味がわきましたならば、体験カウンセリングをご検討ください。
体験カウンセリングを受けていただくだけでも、この後、どのような生き方をすべきか、その方向性が見えてきます。

心身ともにおつらくて、本当は何もしたくなかったはずです。
それなのにここまでおつきあいいただき、本当にありがとうございました。
ご連絡をお待ちしております。